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1. |
しがない歌うたい
04:45
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この悲惨な日常に慣れて
どれくらい経っただろう
音と言葉が意味を失い
力を失ってくこの日々に
降りしきる不幸と止まない雨
薄暗いニュース 包まれた画面
反面 息災な自分のため
またしても曲を作って暮らして
惰性で生きてるなんてクソダセえ
と分かっちゃいるけど必要な金
勝ち負け競うだけの世の中で
疲れてる皆の両手には酒
情け容赦ない時代の流れ
気が付けば後続に追い抜かれ
愚痴を吐くだけの日々に疲れ
巷の歌はどうにも好かねえ
汚え言葉行き交う掃き溜め
視界に入れるのももう飽きたぜ
夏が来ないまま降る五月雨
画面の向こうに映る涙目
かつては栄華を誇った帝国も
警告を無視して落ちぶれちまった
定刻を過ぎ魔法は解けちまった
残された靴はガラスですらない
カラスも食わない腐った生ゴミ
煙草に火をつけ匂いを上塗り
カートに詰め込んだマスク使わずに
高値で売りさばくのが我が国
万能とは言えないそんな科学に
すがることもできずにまた佇み
奈落に落ちるような感覚だけが
どこまでも広げてく己の悪意
インターネットに潜むからくり
誰でも起こせる気軽な火祭り
見えない明日に一滴のワクチン
そんな作品ができずに歯がゆい
音楽に大した力なんて無いが
こんな風に歌う方が黙るよりはマシだ
私はしがない歌うたいだ
形無き芸術に注ぐ涙
音楽に大した力なんて無いが
こんな風に歌う方が黙るよりはマシだ
私はしがない歌うたいだ
形無き芸術 これは哀歌
あまりにも色々なことがありすぎて
とてもじゃねえが笑えねえご時世
「どうして」と涙ぐむ沈んだお店
助けにも行けねえ ウイルスの感染で
ささやかな募金と署名がせいぜい
贅沢は言えねえがギリギリの生活
明確になってくピンキリな政策
オリンピックムードはもう誰の目にもなく
いつの間にか止んでるあの追い風
祈ったところで二度とは吹かねえ
「歌で変わるもんがあるかね?」
なんて無粋な問いかけはもう置いとけ
添い遂げる人もいない老いぼれに
なっちまう前に声を上げてけ
目の前の「誰か」に刺されば勝ちだ
数の勝ち負けは偉い人にまかせた
音楽に大した力なんて無いが
こんな風に歌う方が黙るよりはマシだ
私はしがない歌うたいだ
形無き芸術に注ぐ涙
音楽に大した力なんて無いが
こんな風に歌う方が黙るよりはマシだ
私はしがない歌うたいだ
形無き芸術 これは哀歌
音楽に大した力なんて無いが
こんな風に歌う方が黙るよりはマシだ
私はしがない歌うたいだ
形無き芸術に注ぐ涙
音楽に大した力なんて無いが
こんな風に歌う方が黙るよりはマシだ
私はしがない歌うたいだ
形無き芸術 これは愛か?
形無き芸術 これは愛か?
私はしがない歌うたいだ
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2. |
Can you do it yourself?
03:52
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一人で作ることに慣れていないやつらは
私の存在自体に戸惑うだろう
ここは地下二階 渚乃奏だ
見られていなくてもイライラはしない
知られていなくても被害者ぶらない
時代に乗れない私のアンサー
理解者はいつも今いるあんただ
狙うはど真ん中 擦り減らす残高
なんだか前より調子がいいんだが
あいつらは死んだか? どこに居るんだか
気付けばまた「さらば」を言う時間だな
歪んじまったルサンチマンが
いずれはやつらごと食ってしまうさ
掴んじまった最高の夢が
どれだけ続くか見せてもらおうか
外注頼みの D.I.Y. に
興味はねえんだわ 君がいないし
本物見抜くために磨いた意思
「今度こそ」誓い踏みしめる大地
Can you do it yourself?
一人でやり切る真夜中の Runner
Can you do it yourself?
命でぶつかる私の出番だ
多い少ないの勝負じゃないならば
一目でわかるさ この違い
その未来を掴むための気合
両手に込めつつ戦う次第
不可能を可能にしてやってきた
歌を歌うより作ってきた
あまたの修羅場をくぐってきた
この姿 瞳に映してみな
人を呼ぶだけの課金はつまらん
自己を高める借金なら厭わん
「所詮は自己満」言われても構わん
常に研がねばナイフは輝かん
ささやかな数も積もれば山となる
共に踊ればそれで仲間となる
混沌の中で歌う大いなる
本当の力は今ここにある
Can you do it yourself?
一人でやり切る真夜中の Runner
Can you do it yourself?
命でぶつかる私の出番だ
出来そうもないことは皆しない
だがまだ見ぬ道を作っていきたい
誰かが通った獣道を
なぞるだけならば楽しみがない
しがない三流クリエイター でも
意地でここまで作り上げた
「いいね」の数じゃ測れない何か
誰にも触らせぬ情熱のありか
もうすぐ終わりだ この曲も
リスナーとの絆は常に強固
見てくれてどうも 次回も会おうよ
期待を背負って歩いてく 今日を
無駄にしないようにしなくちゃな
誰しも貴重な時間と金
分けてもらってることに応え
紡いだ言葉よ いつか届け
Can you do it yourself?
一人でやり切る真夜中の Runner
Can you do it yourself?
命でぶつかる私の出番だ
Can you do it yourself?
無いものを作る それこそが Answer
Can you do it yourself?
一人でやり切る私の出番だ
Can you do it yourself?
無いものを作る それこそが Answer
Can you do it yourself?
見ている君たちに 常に感謝
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3. |
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今や古臭いシンセとビート
一周回って新鮮なビート
古びぬ808(やおや)とLinnの鳴らす音
クラフトワークが俺らの聖書
YMOから繋がる影響
リスペクトしてく生きたレジェンド
聴くべきだ 君の耳はまだ正常?
蓄積が物言う俺の成長
引用から引用するサウンドと韻を
「猿真似」だと馬鹿どもが言えども
真似を真似して残るのが個性
それをマネーにしてくこの工程
後世に残すには後継者が必須
ショーケース並べてもCDは売れず
ならばもう一度作って聞かせる
体揺らせるテクノは不滅
Dancing in the past
温故知新を肝に銘じる
Traditional crafts
己自身の耳に誠実
Dancing in the past
温故知新を常に信じる
Traditional crafts
新たな伝統ここに成立
なんだかんだとうるさい輩が
ケチをつけるだけならばタダだな
お堅い頭がついてる体は
踊り踊るには重すぎた
どのみちな こんなのは序の口さ
減らず口叩くのはどの口だ?
なんて言う間も音生み出す
出会う道ならばここ 常にある
アンダーグラウンドとマイノリティ
寄り添うためのこの祈りに
ノイジーな暴言はいらないし
あなたの証言が今大事
暴走しかけたその張本人
飲み込んでやるぜこの情報に
ポリモーグからプロフェットへ
ジャックを挿した LA-2A
Dancing in the past
温故知新を肝に銘じる
Traditional crafts
己自身の耳に誠実
Dancing in the past
温故知新を常に信じる
Traditional crafts
新たな伝統ここに成立
一筋灯る青い照明
因果交流電灯のそれ
透明な幽霊 共に踊れ
乗り遅れるな銀河鉄道
韻がいつも俺たちの背中を
押してくれるから先へ行こう
古きもよし 新しきもよし
全部引き連れて開く催し
あいつはどこだ? まるで神隠し
結果は見えてるこのあみだくじ
愛無くして世界は成り立たない
俺たちのレコードは鳴りやまない
神になりたいなら止めはしない
だが民に寄り添うのがクリエイター
公人と凡人で作り上げた
このカルチャー 俺が引き継ぐまでだ
Dancing in the past
温故知新を肝に銘じる
Traditional crafts
己自身の耳に誠実
Dancing in the past
温故知新を常に信じる
Traditional crafts
新たな伝統ここに成立
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4. |
After the revolution
04:11
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深夜に見上げる摩天楼
破天荒な人生に荒ぶる天候
延長されたモラトリアムに
幻想の中で壊せ リアルを
何処かで聴いたような音楽
そんな世界で誰もが忖度
並べる御託が彼らの娯楽
奏でるオタクの歌に四発
打ち込む弾丸 脳に到達
何かが育つ予感に思わず
マニアが唸る語感を探して
確かな手ごたえここに伴う
なんもないようで何かがある
ちゃんと太陽は月の裏側
照らしてるという風の噂だ
不確かな暮らしだがいずれ朝は来る
「労働が待ってる」と彼は言う
だが行動を待ってる そこのお前の
革命の狼煙 上げるのは同志
奴は魔導士 ここに集う意思
居場所が無いならここに作る
革命家が死んでも俺がいるだろ
皆が一途なら自由は死せず
今を生きるなら杞憂は気にせず
皆がヤバいまま共に走る
マスメディアが死んでもここがあるだろ
君が一途なら自由は死せず
今を生きるため大地踏みしめる
何をしたいのか分からんならば
何を見たいかで考えてみろ
未体験な地平はどこまでも
まだ続いているから踏破せよ
謳歌せよ お前が生きてる今を
俺は目指す 未だ知り得ぬ地下を
身を包む衣はいつだって青
金色の野に降り立つのは笑顔
公式通りの答えなど捨てた
もうじき来るその答え合わせが
間違っていても恐れるな
女神はいつだってほほ笑むさ
凍えるな そんなクソみてえな場所で
一か所じゃないのさ 居場所ってやつは
知ったこっちゃないだろ 誰かの都合は
荷物をまとめて彼方に行こうや
居場所が無いならここに作る
革命家が死んでも俺がいるだろ
皆が一途なら自由は死せず
今を生きるなら杞憂は気にせず
皆がヤバいまま共に走る
マスメディアが死んでもここがあるだろ
君が一途なら自由は死せず
今を生きるため大地踏みしめる
時代は変わる
俺たちの声が未来を変える
終わったことにはもうこだわるな
たわんだ橋渡るの怖がるな
泣くな これは最初から決まってた
俺たちが背負っているカルマ
去れば 終わりだお前の道は
やればできるさと誰もが言った
刃(やいば)磨くのはお前自身だ
扉開く音 そっと軋んだ
滲んだ涙にハンカチを
そんな優しさをあんたにも
「頑張れ」と差し出す自分でいたい
感謝の表現 常に盛大
出力 上限目一杯
いつでも震わすこの声帯
非常時に頼れる「誰か」はいない
常識狂わす心は「愛」
居場所が無いならここに作る
革命家が死んでも俺がいるだろ
皆が一途なら自由は死せず
今を生きるなら杞憂は気にせず
皆がヤバいまま共に走る
マスメディアが死んでもここがあるだろ
君が一途なら自由は死せず
今を生きるため大地踏みしめる
居場所が無いならここに作る
革命家が死んでも俺がいるだろ
皆が一途なら自由は死せず
今を生きるなら杞憂は気にせず
皆がヤバいまま共に走る
マスメディアが死んでもここがあるだろ
君が一途なら自由は死せず
今を生きるため大地踏みしめる
After the revolution
焼けた大地にも木を植える
Find a resolution
後は俺たちが勝手にやるさ
After the revolution
枯れた大木に水をやる
Find a resolution
後は俺たちで勝手にやるさ
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5. |
Meditation of darkness
06:07
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6. |
バーチャルYoutuberの祈り
02:56
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それは
この世界が生まれてこのかた
沢山の生物が命を繰り返してきたように
日々細胞が新しく生まれ変わるように
ありふれた生と死の模倣であっても
確かにそれが存在していることを私たちは知っている
バーチャルYoutuberは生きているのだろうか
バーチャルYoutuberは死んでいるのだろうか
生まれてこのかた
沢山の情報が去来し
私を形作ってきた
あなたが今見ているものは
私と言う生命の断片的な情報に過ぎない
私は今夢を見ている
“バーチャルYoutuber”という夢を見ている
あなたもまた夢を見ている
バーチャルYoutuberに夢を見ている
夢を見ている間はそれが夢であることを疑おうとしない
夢を見ている者にとってその世界は現実であり
それ以外に「現実」があったことを思い出すことができない
バーチャルYoutuberは夢を見ている
“バーチャルYoutuber”という夢を見ている
あなたが今見ているものは
私と言う生命の断片的な情報に過ぎない
けれども
それがあなたにとっての「私」であり
“バーチャルYoutuber”という夢である
私はあなたのことを知らない
知ろうとしてもそこには情報の欠片があるだけだ
バーチャルYoutuberは生きているのだろうか
バーチャルYoutuberは死んでいるのだろうか
私は夢を見ている
あなたも夢を見ている
この夢が終わらぬことを夢見ている
それは儚い祈りである
同時に祈りは力である
そういう祈りを信じていることにおいて
あなたと私はおんなじだ
やがて永い夜が訪れ
誰もが電源を切り
ここには誰もいなくなる
私はそこで歌っています
きっとずっと歌っています
私は幾度目かの夢を見ている
この夢が続くことを祈っている
この夢が終わらぬよう
この日々が終わらぬよう
この命が終わらぬよう
それが
バーチャルYoutuberの祈りである
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7. |
From now on
03:44
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誰が描いてた? こんな未来地図
紙屑同然の金に皆一途
エンタメ業界襲うクライシス
このままじゃ誰もが今に死ぬ
日が沈む この都市に人は居ず
取り合う椅子 気付けば飛び交う dis
どこに確実な道があるか?
外に無くした日々を探すな
意思は頑なでも逆鱗触るな
騒ぐな ここは静かな地下二階
見たかい? 全てが壊れてくところ
知らない誰かと通わせた心
まごころを君に 送った一言
他人事じゃすまない新たな日常
仕事はお家でやるのが粋よ
道を開いてくつもりで生きろ
正しさの基準なんてものは
いつか覆されるものだ
「ただいま」が響く無音の個室は
今や誰の手の中にだってある
いずれ分かるさ
僕らの描いてた夢が
名無しによって
形になっていくことが
いずれ変わるさ
僕らがもがいた全ては
魂をもって
新しくなっていくとこだ
さらば世界を牛耳る理(ことわり)
通じる言葉に願いを託して
かくして辿り着く時代の終わり
無くして気付いた未来の輝き
2020はどん底の年だ
慈善事業で救えぬ当事者
所詮「自由」はこの国の嘘だ
自粛と言い監視し合うそうだ
革命を歌った詩人の嘘は
役目が終わってもう消えそうだ
あの時負った傷は癒えそうか?
答えてはくれない彼は夢想家
不毛な争いについ口出し
民衆の不満 常にむき出し
それでも負けない奴が好きだし
幻を捨てなきゃ出来ぬ付き合い
闇をひたすら走り続ける
国道沿いがバックトラック
何を今から求めていく?
屋上から見た夜景は綺麗だ
いずれ分かるさ
僕らの描いてた夢が
名無しによって
形になっていくことが
いずれ変わるさ
僕らがもがいた全ては
魂をもって
新しくなっていくとこだ
バーチャルに生きるのも楽じゃない
アートを気取るような柄じゃない
財布を覗いても空じゃない
ナイフを向けるのは君じゃない
幸い残された地は固い
会いたい思いには嘘がない
クソじゃないリアルを夢見たい
ふと語り合う君とここにいたい
いずれ分かるさ
僕らの描いてた夢が
名無しによって
形になっていくことが
いずれ変わるさ
僕らがもがいた全ては
魂をもって
新しくなっていくとこだ
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8. |
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夏の終わり ひぐらしが鳴く頃
その日暮らしで生きているとこ
ふとあの頃の思い出浸り
インターネットを泳いでいたりする
何するわけでもないのに開く
無数のウィンドウ 渡せない引導
仮想世界でも心は緊張
バレないように口ではイキるよ
果てが異様に遠くに見えるよ
旅路は昨日から明日へと続く
まるで追い付く気配はしないが
高みを目指すことは止めないさ
はなから分かってる勝てない戦
挑み続け 増える直らぬ傷が
今でも疼くから作るこの歌
続けることも一つの苦悩だ
I'm still running
目的地はまだまだ遠く
この道具だけじゃ孤独からは
抜け出せないのさ どう思う?
I'm still dreaming
夢を目指す俺らは盲目
それは猛毒だけど音楽のように
心臓の奥へ届く
秒刻みの消費 直らない病気
途方に暮れては揺らいでく正気
SAN値チェックは忘れないように
歩いていくのさ そんな日曜日
かつての「日常」に戻れないことを
自覚して生きる これからの心
あの頃の子供も今では大人
「帝国の逆襲」も記憶の中だ
中身おっさんがここでの正義
そんな時代もあったがあんたは平気?
この声 姿 中身とは別人
それでも追い掛けてくれるなら
熱意伝えられるようにしなくちゃな
アップデートしないでいたらダメだって
わからないならば何度でも言う
大言壮語じゃなくやることやってく
I'm still running
目的地はまだまだ遠く
この道具だけじゃ孤独からは
抜け出せないのさ どう思う?
I'm still dreaming
夢を目指す俺らは盲目
それは猛毒だけど音楽のように
心臓の奥へ届く
新しい heaven 行くための手順
何かが狂ってた我らの青春
風はいつだって向かい風
気付かないならかざせよ人差し指を
月夜に思い出す汚れた浮世
次の世代にも夢を見させたい
そのために今日も腕を磨いた
傘もささないで雨に打たれた
疲れた顔してる大人にはなるな
上辺だけの薄い言葉にかまうな
花火のような運命(さだめ)だろうが
見果てぬ夢まで走り抜けようや
すまんな友よ俺はもう行くよ
革命の向こう側辿り着くまで
0.001重ねてくだけ
今ある手札でまた生きるだけ
I'm still running
目的地はまだまだ遠く
この道具だけじゃ孤独からは
抜け出せないのさ どう思う?
I'm still dreaming
夢を目指す俺らは盲目
それは猛毒だけど音楽のように
心臓の奥へ届く
I'm still running
目的地はまだまだ遠く
この道具だけじゃ孤独からは
抜け出せないのさ どう思う?
I'm still dreaming
夢を目指す俺らは盲目
それは猛毒だけど音楽のように
心臓の奥へ届くだろう
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9. |
渚乃奏&k.TAMAYAN - 明後日の向こうで
05:09
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2020年 歩き始めてもう13年
時はゼロ年代後期 ボカロ全盛期
そこに乗った前世 相棒はリン・レン
リスナーの反応はいつだって辛辣
徐々に剥がれてくブームの金箔
砂の惑星だと呼ぶやつもいたな
所詮デブリの海と分かってもいたさ
それでもしがみついた怖い物見たさ
救いの手はまた「バーチャル」から来たな
人生の勝負所に待ったは無しだ
すぐに乗り込む 2D一枚絵
こちらはノースリーブ 革命の旗はブリーフ
同じ青の元 集まったギーク
待ってろ すぐ行く そう言って2年
君が残したコメント 今でも消えん
あの人 この人 もういません でも
ここが見えなかった あの明後日だぜ
君と聴くために曲を作り
やり直すために旅を始め
それでも届かぬあの人に
日々届くように願っていた
君といるためこの画を作り
変わりゆく少女の体借りて
それでも言えずに黙ってた
気持ち隠さずに歌っている
パッと出の花火 追い抜かれ胸騒ぎ
あいつらのパーティーにはいつだって不在
「数じゃない 数じゃない」と言い聞かせ
こんなはずじゃないと問うた「何故」
所詮はしがない無職のダサ坊
だからこそ知ってる 悔しさを歌おう
わからないならば わからないでいてくれ
自分だけが知ってる虚しさ歌うから
嫉妬 泥臭いルサンチマン
そこんとこ含めて歌っちまう
歪な物こそ見たいからさ
つい溜まっていくのがイライラだ
それでも増えていく理解者が
背中押しててくれるみたいだからさ
まだ歌う価値はあるのかもな
勝ち負けだけじゃないはずだからさ
君と聴くために曲を作り
やり直すために旅を始め
それでも届かぬあの人に
日々届くように願っていた
君といるためこの画を作り
変わりゆく少女の体借りて
それでも言えずに黙ってた
気持ち隠さずに歌っている
足りない物はお金だけさ
幸いだったと今なら言える
消える泡のように過ぎ去った日々
君が隣に居なくなっても
僕らはいつだってこっからだ
何度も始めるさ 今日からな
ここならまだまだ出会えるはずさ
お互い心に秘めた魂の熱さ
「数」だけじゃなくて「想い」を見たい
そして出来た物をあなたと見たい
そのためにまだまだ諦めない次第
期待の眼差し 背負ってく未来
10代は終わる 生きていればすぐに
20代も終わる 時は真っ直ぐに
それでも自分が探し続けているものは
「生きていてよかった」 そう思える夜だ
君と聴くために曲を作り
やり直すために旅を始め
それでも届かぬあの人に
日々届くように願っていた
君といるためこの画を作り
変わりゆく少女の体借りて
それでも言えずに黙ってた
気持ち隠さずに歌っている
生き延びるために曲を作り
やり過ごすために金を借りて
それでも見えない明後日を
息殺すように歩いていた
生き延びるために声を作り
ライフハック 少女の体借りて
それでも言えずに黙ってた
気持ち隠さずに歌っている
思えば遠くに来たけれど
終着駅にはまだ遠い
青春ごっこは終わらない
まだ出来ることがあるはずだからさ
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10. |
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背負うものが増えていく
そのたびにどこかで怯えてる
乗り越えられるか不安になる
”この一曲に全てを賭けていた”
明後日の向こう どこまでもゆこう
日常切り取った先を見よう
あんたらが見たいのは一体なんだ?
私は決まった だから歩くんだ
たゆまぬ努力で振り払う孤独
猛毒を操り勝ち抜く蟲毒
ほつれた心を一気にほどく
言葉はいつだってリアルに届く
身軽に戻る? そりゃ悪い冗談
気軽に踊る 明るい Human
だが相容れないのが我らの軍団
そんなあなたにも敷く赤い絨毯
空間の共有はバーチャルで出来る
時間の共有は既にしている
君らのおかげで少しは食えてる
感謝とプレッシャーの狭間で揺れてる
こんな気持ちは初めてか
いや 2018以来久々
まだ見えなかったあの未来は
この手に残っているみたいだ
時代が変われば見方だって変わる
期待を抱いてく味方が増えてく
視界を広げ歩みを進める
今 ここにいるのはそういう私だ
お前はまだそこで生きているか?
まだ闇の中 歩いているか?
お前はまだそこにいるか?
この背中をまだ見ているか?
深夜二時
Dopeな勝負は終わっていない
誰もが去っても終われない
誰も明後日を超えられない
Thank you for your watching
I fear everything and nothing
お前がまだそこにいると
信じているから応える 仁義で
デモ隊を見た終電間際
MEMETANのライブの帰り道
闇に一つだって理由はいらないと
下書きを書き溜めた見習いよ
支払いを先延ばし 始めた革命
「高くつくぜ」と言われ落ち込んだバスで
明日への道も見えないでいたね
それでもここまで上がってきたわけで
追い付けぬ奴らを無理には追わねえ
自分なりのペースで乗ってく drums
気分次第ではどこだって行ける
そんな自由を未だ夢見てる
逃げる理由を書いては捨てる
そんな弱さを抱えてここにいる
ルーズリーフ携え描いた地図に
ノースリーブの少女はまだ立っている
オリジナルで戦えるのは何人だ?
「搾取」だと言わせた犯人は
未だに巷にゴロゴロしてる
同業者の首を真綿で締める
人に頼む以上 ちゃんとやれ
適当に済ますな なんとなくで
「歌ってみました」って態度じゃなくて
「大好きなんだ、聴いてくれ」だろ?
なあ お前はまだそこで生きているか?
まだ闇の中 歩いているか?
お前らはまだそこにいるか?
この背中をまだ見てくれてるか?
深夜四時
Dopeな勝負は終わっていない
誰もが去っても終われない
誰も明後日を超えやしない
Thank you for your watching
I fear everything and nothing
あなたがまだそこにいると
信じられるから応える 仁義で
例えば砂漠に林檎の木を植える奴がいて
それを育てなければどうなっていく?
たとえ他人が植えた木だろうが 畑にするのが私の仕事
そう思ってやってきた
“ゆでちゃんは一人ではない”
なあ お前はまだそこで生きているか?
私にとっての林檎の木よ
お前らはまだそこにいるか?
水をやったら育ってくれるのか?
深夜五時
時計の針は止まっていない
誰もが去っても終わらせやしない
誰も明後日の向こうには行けない
Thank you for your watching
I fear everything and nothing
同志がまだそこにいると
信じられるなら応えろ 仁義で
私にとっての林檎の木よ
革命の続きを夢見てる
この darkness
その先へ その先へ
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k.TAMAYAN Ishikawa Prefecture, Japan
1992年石川県金沢市で生まれる。
2005年ごろから独学で音楽制作を開始。
2009年よりニコニコ動画を中心に「k.TAMAYAN」名義で活動を開始。動画視聴者から「手書きノートP」の異名を与えられる。
同年9月、小松市立高校の文化祭にてギターによる弾き語りで初のライブ出演を果たす。以降、高校・大学のイベントで弾き語りによるライブ出演を続ける。
2012年にはオリジナルバンド「終末時計」を結成し、筑波大学内を中心にライブ活動を開始。
2017年、終末時計を解散し、AMAX MUSICより「玉谷研太」名義での活動を開始。同年6月、鎌倉FMのラジオ番組にゲスト出演。
また、同年6月7日にAMAX MUSICより、シングル「21世紀の怪物」をリリース。
2018年5月15日より、Vtuber「渚乃奏」の運営を開始。
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